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サクラソウの群落
「サクラソウ」は、北海道南部、本州、九州の河岸の原野又は山間の低湿地に自生する「サクラソウ科」の多年草です。地下茎は、短く地中を這い、前後にひげ根がでます。葉は、根ぎわに束生し、葉柄は長く有毛、だ円形で、ふちは浅く切れこみ、裂片には鋸歯(きょし)があります。葉質は薄く、毛があります。4月頃、葉よりも長い花茎を直立し、その先に散形状に紅紫色の花を数個つけます。がくは緑色で深く5裂し、裂片は狭くとがっています。花冠の上部は深く5裂し、裂片は更に浅く2裂します。雄しべは5本、雌しべは1本花筒の中にあり、株によって花柱は長短不同です。蒴果(さくか)は、円すい状扁球形で、残存するがくを伴います。
このサクラソウは、畑地に接する原野傾斜地(土手)に自生し、その面積およそ159m2に及んで群落を成しています。代表的な野生植物群落として、町の自然を記念するものです。
- 区分:大子町指定文化財
- 種別:天然記念物
- 員数:159.0m2
- 所在地:初原2294-1ほか
- 指定年月日:昭和58年9月26日
地図を見る:サクラソウの群落
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- 2014年5月1日