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浅川獅子頭
画像:浅川獅子頭
(浅川太郎)
浅川獅子頭
(保内次郎)
浅川獅子頭
(女獅子)
3頭の獅子の名称は、太郎獅子、次郎獅子、女獅子といい、太郎獅子は「浅川太郎」、次郎獅子は「保内次郎」、女獅子はそのまま「女獅子」と呼称されています。
形体は風流獅子の系統で、太郎獅子は、頭から頭部下までの長さ19センチメートル、頭の巾12センチメートル、後頭部の巾15センチメートル、底部から鼻上まで13センチメートル、底部から耳上まで15センチメートル、歯の並び上下共10センチメートル、牙の長さ5.5センチメートル、鼻の高さ12センチメートル、頭部の両側から上方に伸びて長さ15センチメートルの2本の角があります。次郎獅子は、太郎獅子と同形です。女獅子は、頭から頭部下までの長さ23センチメートル、頭の巾10センチメートル、後頭部の巾13センチメートル、底部から鼻上まで11.5センチメートル、底部から耳上まで13.5センチメートル、歯の並び上下共8.5センチメートル、牙の長さ4.5センチメートル、鼻の高さ10センチメートル、頭部中央から長さ12.5センチメートルの一本角が伸びています。頭部毛髪は、3頭とも、頭部にこまかい穴をあけて植え込んだ東天紅(とうてんこう)の羽毛でおおわれています。
材質は桐材で、唇、目縁(まぶち)、鼻孔は朱、その他は黒色で全体に漆を塗り、さらに角、眉間、目、鼻、歯に金箔をほどこしています。
この獅子頭は、水戸藩第二代藩主徳川光圀(義公)からの拝領物で、鎌倉時代の名工「春日」の作と伝えられています。
- 区分:茨城県指定文化財
- 種別:彫刻
- 員数:3頭
- 所在地:浅川3903(熊野神社)
- 指定年月日:昭和37年2月26日
地図を見る:浅川獅子頭
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- 2014年5月1日